サーチ search 記事を探す
follow us
Instagram X

©2024 TSUZUKU Magazine. All Rights Reserved.

サーチ search 記事を探す
  • ”浄化、鎮静、循環”で、 自分をニュートラルに戻す。
  • ピークを見極め、 負けないこころとからだを作る
  • 体質に合わせてメンテナンスして、 もっとフットワークが軽い自分へ。
  • 自分の体をバロメーターにして、 持続可能な“わたし”を見つける。
モデル・俳優 高山 都さん

”浄化、鎮静、循環”で、
自分をニュートラルに戻す。

interview2024.02.26

モデル・俳優として活躍し、SNSなどで発信されるライフスタイルも多くの共感を呼ぶ高山都さん。キャリアのスタートは10代。でも、なかなか売れなかったと高山さんは言います。30歳を過ぎてから仕事がうまくいきだしたものの、今度は多忙のあまり心身のバランスがうまく取れなくなってしまったことも。さまざまな変化を通して見つけた、自分にとって心地いい状態をキープする方法を伺いました。

プロフィール

高山 都さん
モデル・俳優 高山 都さん

たかやま・みやこ 1982年生まれ。モデル、俳優、ラジオパーソナリティなどで幅広く活動。趣味は料理とマラソン。料理やうつわ、日々の暮らしを発信するインスタグラムが人気。著書に『高山都の美食姿』シリーズ(双葉社)がある。

私のとある一日

「自分を助けられるのは
自分しかいない」と気づいた

―撮影や商品のプロデュース、連載の執筆などさまざまな仕事をされていると思いますが、気持ちよく働き続けるために気をつけていることはありますか?

自分の心と体を常にいい状態にすることも仕事の一つだと思って日々のケアは大事にしています。あと、仕事に向かう時は「次はないかもしれない」という気持ちで取り組む。自分でもストイックな性格だなとは思うのですが(笑)。私たちの仕事は夢を伝える仕事だから、できる限り妥協せず、全力を尽くしたい。そして私の仕事は決して一人でできるものではなく、チームワークも大事だから、スタッフさんにも「こうしてほしい」とリクエストをしますし、積極的に意見交換もします。

―10代からキャリアをスタートして、
40代に入り、仕事観は変わりましたか?

変わったというよりも変わらざるを得なかったという感じですね。今考えると、若い頃は努力もせず、どうやったら売れるんだろうってずっとくすぶっていました。

―変わったきっかけは何でしたか?

10代、20代は自分の好きなものがわからず、「自分の個性」がなんなのかもわからない。だから、どの方向に進めばいいのかわからずに模索していました。20代後半からようやく、自分の軸を作る作業に入りました。生活の中心にあった料理やランニングに取り組む姿をSNSなどで発信するようになってから、しだいに仕事が増えていった気がします。20代の10年間は挫折ばかり。でも、個を作るための必要な修行期間でした。

ただ、30代半ばから急に忙しくなって、自分がパンクしてしまったんです。「忙しいこと=幸せ」だと思い込んで、自分の身を削ってでも頑張ろうとしたせいで、だんだん心と体が追いつかなくなってしまった。結果的に周りの方に迷惑をかけてしまい、このままじゃいけないと、心療内科に通いました。

その時、自分を助けられるのは自分しかいないと気づいたんです。周りの人は親切だから手を差し伸べてくれるけれども、その手をきちんと握り返して、”よいしょ”と起き上がれるかは自分次第。たとえ起き上がっても他人に頼り続けていたらいつまでたっても自分の足で歩き続けられない。それに気づいてからは無理をしすぎないようになり、「流れに身を任せて自分のやるべきことをやる、まかせられることは人にまかせる」というマインドに変わりました。

いいマインドは
いい姿勢が作る。

―日々のケアでどんなことを大事にしていますか?

きちんと湯船に入るようにしています。仕事柄、撮影やトークショーなどたくさんの人に会うと気が昂りやすく、帰宅してからもなかなか興奮が収まらないことがあるんです。家で夫とご飯を食べている時も「仕事モードのままだよ。早くリラックスして」と言われたり(笑)。でも、お風呂に入ると自分が浄化されて、ニュートラルに戻れる気がします。好きな香りの入浴剤やハーブを湯船に入れることもあって、そういう時は呼吸が自然と深くなって、リラックスしているのを感じます。

―お風呂上がりのケアは何かされていますか?

好きな香りのオイルとボディブラシやカッサを使って首や肩、腕足をマッサージをしています。一年半前から姿勢矯正の教室に通っているのですが、先生から老廃物を流すようアドバイスをもらったんです。コリや疲労が体に蓄積されると姿勢が悪くなって、呼吸が浅くなりがち。正しい姿勢でいると胸が自然と広がって、呼吸が楽になる。新鮮な空気をたくさん取り込むとポジティブなマインドでいられると先生が教えてくれたんです。心と体は繋がっている。いいマインドを作るのはいい姿勢から、と実感しています。

マッサージガンも愛用しています。以前ひどい肩こりで悩まされていたんですが、これを使うようになってから、嘘みたいに解消されました。最初は痛いんですけど、筋肉のこわばりやコリがほぐれると痛みを感じにくくなるんです。同じくモデルをしている夫と取り合いをしなくていいように、家の中に数台あります(笑)。これ以外にも足踏みステップとか健康器具のアイテムが結構家の中にありますね。いいものは二人でシェアしています。

―撮影現場や出張先など、家以外でのケアはどうですか?

ホワイトセージのスプレーを持参するようにしています。これを空中に散布すると浄化される気がするんです。セージは尖った香りのイメージがあったんですが、これは穏やかな香りで落ち着きます。寝る前にベッドリネンの周りにシュッシュとすることも。たとえば出張先で「明日集合時間が早いからすぐに寝なきゃ」と思っていても寝れないこともあるので、そういう時、香りの力を借りています。

”浄化、鎮静、循環”が
ケアのキーワード。

―高山さんは睡眠障害で悩まれていたことがあったとか。

2020年末から2年間ほど不眠症で悩んでいました。当時は仕事がとても多忙な時期で、がむしゃらに働き過ぎて心身のバランスを崩してしまったこともあって、夜眠れなくなってしまったんです。

忙しい時ほど「明日のために早く寝なきゃいけない」と思うほど頭が冴えてきて、そうなると悪循環。体は疲れているのに全く寝れず、気づいたら朝になっているということが続きました。

今はあまり自分を追い込まず、「2晩くらい寝れなくても大丈夫」と思うようになりました。あと症状が緩和し始めた頃から、心療内科の先生にフィトセラピーを勧められたのも大きかったですね。香りについていろいろと調べるようになり、自分の心と体を整えるためにエッセンシャルオイルやアロマスプレーなどを使うようになりました。

―今回のお話で、香りのグッズがたくさん出てきたのでもともと詳しいのかと思っていました。

いえいえ、3年ほど前からなんですよ。でも元々嗅覚や視覚、聴覚が過敏なタイプで、情報が多いところにいると頭が痛くなったり、めまいがする体質で。若い時は自分が繊細だとか敏感だと気づかずに体力で乗り切っていたけれど、次第にそういった環境にいると体調を崩しやすいと気づいてからは、鎮静、浄化、循環が自分をメンテナンスのキーワードになりました。お風呂に入って浄化したり、香りを使って心身を鎮静させたり、負の気持ちを溜め込まずに循環させたりしています。

―さまざまな変化を遂げてきた高山さん。これからどんな自分でありたいですか?

20代から30代、30代から40代にかけて大きく変わったから、きっとこれからも変化はあるとは思うけれど、変化を恐れずにいたいですね。たとえば年齢とともに顔に刻まれるシワとかだんだん増えてくる白髪とか見た目の変化もあるけれど、必要以上に抗わず受け入れて楽しみたいです。

30代は「とにかく強くなりたい」と思っていたら、強くなり過ぎちゃって、それがちょっと困ってます(笑)。夫にも「都は強いな」と口癖のように言われるから。もっと、自分の弱さを隠さず受け入れたり、人に甘えたりできたらいいかな。

フェイバリット favorite 使い続けたいもの

メンズサイズの 同い年のロレックス

仕事を快適にしてくれる大事な相棒、何気ない日常を彩る日用品など、“いつもの自分”をつくってくれる、お気に入りのアイテムはありますか?
これまでも、これからも、長く使い続けたいものを教えてください。

自分と同い年のロレックスは39歳の誕生日に迎え入れました。華奢すぎないユニセックスな雰囲気や流行に左右されないシンプルなデザインが気に入っています。いいものだし、姪っ子が大きくなった時に譲れるかなと思ったのも購入の決め手です。支度を終えて最後に時計を腕につけるとオンのスイッチが入って「さぁ行くぞ!」とやる気が出ます。反対に帰宅して玄関で時計を外すと自然とオフになる。スイッチのような存在ですね。

ドリンク drink お風呂上がりの一杯

ゴクゴクッと飲む ご褒美のビール

私たちのチームは「お風呂と健康」について長年、研究してきました。心をほぐし、体をしっかり温めてくれる入浴タイムの後、喉を潤すためにどんなドリンクを飲んでいますか?
愛飲している一杯を教えてください。

ビール!(笑)。1日仕事を終えてお風呂に入ってから飲むビールは最高です。夕飯の準備をしながら飲むビールも、夫と肩を並べて晩酌する時間も大好きです。

Photo/Yu Inohara

Text & Edit/Mariko Uramoto